【防犯カメラのお役立ち情報:機能編】

防犯カメラの解像度と画素数に関して

 ー防犯カメラのお役立ち情報:機能編ー
【 防犯カメラの解像度と画素数とは? 】

解像度とは表示される画面の中にピクセル(画素)が何個含まれているかを表す単位です。昔のテレビの解像度は640X480(約31万画素)でした。現在の地上波デジタル放送の解像度は1,440X1,080(約155万画素)ですので、解像度は約5倍となっています。昔のテレビから現在の地上波デジタル放送に変わった時のことをご存じの方は、画面がきれいになったことを覚えていらっしゃることでしょう。
簡単に言うと解像度1,440X1,080とは、画面の横方向が1,440に縦方向が1,080に分割された格子の事です。その格子の1個1個に画素の色や明るさが表示され、一つの画像を作り出します。防犯カメラの世界も同様に、解像度の高密度化が進んでいます。昔のテレビ時代の解像度640X480(約31万画素)から地上波デジタル放送の解像度1,440X1,080(約150万画素)へ、そして現在は1,920Ⅹ1,080(約200万画素)・2,592X1,944(約500万画素)・3,072X2,048(約629万画素)などの高解像度防犯カメラも発売されています。
 
あくまでも解像度のイメージですが、下記の写真は「640X480(30万画素)の画像イメージ」と「1,920Ⅹ1,080(約200万画素)の画像イメージ」です。同じ画像ですが、一個の画素数の大きさを同じにしてみると画像の大きさがこのようなイメージになります。
640X480

「640X480(30万画素)の画像イメージ」
1920X1080

「1,920Ⅹ1,080(約200万画素)の画像イメージ」
 
下の画像は上「640X480(30万画素)画像イメージ」と「1,920Ⅹ1,080(約200万画素)の画像イメージ」の同じ部分を拡大した画像イメージです。拡大することにより解像度の差が違うことがお分かりかと思います。
30万画素200万画素1

「左:30万画素 / 右:200万画素の画像イメージの一部を拡大」
 
下の画像は同様に更に拡大した画像です。30万画素と200万画素の解像度の違いが明確になります。
30万画素200万画素2

「左:30万画素 / 右:200万画素の画像イメージの一部を更に拡大」
 
これらの解像度の違いを踏まえて、防犯カメラの機種選定時にご留意頂きたいのは下記の項目です。

1.録画機の録画解像度を調べる

 防犯カメラの解像度が高くても、録画機の録画解像度能力が対応していない場合、録画再生映像は録画機の解像度になります。

2.モニターの解像度を調べる

 防犯カメラの解像度や録画機の録画解像度能力が高くても、表示するモニターの解像度が対応していない場合、高解像度の映像を見ることができません。

3.録画機の録画容量(記録媒体容量)を調べる

 防犯カメラの台数・録画フレーム数/秒・録画解像度・録画期間と録画機の録画容量により、録画期間が決まります。高解像度の映像を動画に近いフレーム数で長期間録画する場合、録画容量を計算しておくことは大切です。