【防犯カメラのお役立ち情報:機能編】

防犯カメラの防水と防塵性能に関して

 ー防犯カメラのお役立ち情報:機能編ー
【 防犯カメラの防水と防塵性能とは? 】

防犯カメラには屋内用と屋外用の2種類があります。屋内用は防水・防塵性能はあまり関係ありませんが、屋外用の防犯カメラを選ぶ場合は防水・防塵性能をご確認ください。
防犯カメラをはじめとして屋外に設置する電気機器の防水・防塵性能の規格としてIP規格があります。IP規格はIEC(国際電気標準会議)およびJIS(日本工業規格)で定められている電気機器内の異物侵入に対する保護等級の一つで、IPXXと表記されています。屋外に設置する防犯カメラをはじめとする電気機器は、雨や風に耐える必要があるため防水・防塵性能を持っています。一言で防水・防塵性能と言ってもそのレベルは規格により以下の内容で決められています。

IP説明

IPはIngress Protectionの略で、侵入に対する保護という意味です。上図の数字の6は下表にある第一数字記号(防塵性能)のレベルを表しています。

防塵性能表
次の数字の7は下表にある第二数字記号(防水性能)のレベルを表しています。
防水性能表
IP67と防犯カメラの仕様書に記載されていた場合、上表2つから防塵に関しては「完全な防塵構造であり、粉塵の侵入が完全に防護されている」であり、防水に関しては「いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない、水面下15cm~1mに30分間」の防水テストをクリアした製品になります。かなり防水性能の高い製品となります。
IPの後の数字が大きければ高い防水・防塵性能がある事を表しおりますが、通常IP65もしくはIP66の性能があれば、屋外での使用に問題ないとされています。水の中での使用にはIP68の性能が必要ですが、屋外設置だけであればそこまでの性能は不要かと考えます。