ー防犯カメラのお役立ち情報:機能編ー
【防犯カメラの配線には何がある?】
防犯カメラ(監視カメラ)の機能は、①防犯カメラ(監視カメラ)の映像を見る ②映像を録画する ③遠隔監視(リモート監視) ④AI生体認証・人数計測 の4つの機能があります。この機能を使うために、「映像信号を見るところまで送る」ことと「電源を防犯カメラに供給すること」が必要です。そうしないと映像を見ることも録画することもできません。映像信号を送る方法として有線配線と無線の2種類があり、また電源に関しては有線での電源供給とソーラーやバッテリーでの配線なしの電源供給方法があります。現在色々な方法での映像信号の伝送や電源供給の方法があり、その基本的な配線をここでは解説します。
<有線配線で映像信号を送る方法>
1.同軸ケーブルを使用する
昔から使用されている映像信号の伝送ケーブルです。映像信号の伝送には確実性があります。
配線可能距離は3C-2Vで約150m、5C-FBで約350mです。
2.LANケーブルを使用する
パソコンやOA機器などに使用されているケーブルです。配線可能距離は100mです。それ以上の距離の場合はHUBでの接続を考える必要があります。
<無線で映像を送る方法>
1.WiFi通信を使用する
防犯カメラと録画機やモニター迄の配線が困難な時に有効です。但しWiFi通信ですので、通信環境の影響が出た場合に課題があります。有線での映像信号伝送より確実性は劣ります。
2.SIMでのモバイル通信を使用する
スマホなどでも使用されているモバイル通信網を使った映像伝送方法です。有線でつなげない場所には有効ですが、モバイル通信料金をご検討の上使用することをおすすめします。
<有線配線で電源を供給する方法>
1.OP線:2芯の直流電源を送る配線
2.PoC(Power over Coax):同軸ケーブルで映像信号の送信と電源供給を同時に行います。電源の伝送距離は映像の伝送距離と同等とお考え下さい。
3.PoE(Power on Ethernet):LANケーブル映像信号の送信と電源供給を同時に行います。電源の伝送距離は映像の伝送距離と同等とお考え下さい。
<配線なしに電源を供給する>
1.内臓バッテリー:カメラに内蔵したバッテリーで駆動します。バッテリー切れなどを考慮の上使用すれば、使用場所を選ばずに使えるのがメリットです。
2.太陽光(ソーラー)での供給もしくはソーラーでバッテリーに充電:太陽光(ソーラー)が不十分でバッテリーへの充電が不十分となる可能性はあります。メリットは映像信号の伝送はWiFiで、電源供給はソーラー+バッテリーを使うことで配線工事が不要となることです。