防犯カメラ設置には、多くの自治体で助成金制度が用意されています。しかし、申請には『前年度からの計画』や『複雑な書類作成』といった高いハードルがあるのも事実です。本記事では、福岡市を例に、51年の施工実績を持つプロの視点で、失敗しないための申請ポイントを分かりやすく解説します。
福岡市「街頭防犯カメラ設置補助金制度」の概要
福岡市の「街頭防犯カメラ設置補助金制度」は、地域の安全を守る自治協議会や自治会・町内会等の団体を対象とした支援策です。設置費用の一部が補助される非常に有益な制度ですが、 個人や企業による設置は対象外 となる点に注意が必要です。
自治体により補助金の支給内容は色々あると思います。お住いの自治体のホームページをご参照ください。
失敗しないために!補助金交付申請の手続きと年間スケジュール
1. 【重要】申請期限は「設置前年度」の8月まで!早めの計画が必須
補助金交付を受けるには、「設置したい年の前年」から準備を始める必要があります。例年のスケジュールは以下の通りです。
【STEP 1】設置予定の前年度(4月〜8月が勝負!)
- 4月〜8月:「設置意向調査書」の提出(※ここを逃すと1年待ちになります)
- 9月〜2月:自治体による事前審査
- 3月末:審査結果の回答
【STEP 2】設置する年度(いよいよ着工)
- 4月〜6月:正式な補助金交付申請
- 5月〜9月:交付決定(この後にようやく着手可能)
- 10月〜:補助申請台数は1団体につき「年度内4台」まで
申請にあたっては、福岡市が発行している「街頭防犯カメラ設置補助金制度のパンフレット」(制度概要)や、「福岡市街頭防犯カメラ設置補助金制度ガイドブック」(推奨機能・設置場所・費用限度など)を必ずご確認ください。
【補助内容の目安】
- ● 補助率: 補助対象経費の75%
- ● 補助上限額(1台につき):
- ・自立柱を新設する場合:25万円
- ・既存柱への設置などの場合:20万円
2. 複雑な「設置意向調査書」の作成と必要書類のポイント
設置意向調査書の提出に向けて、以下の書類準備が必要となります。
なお、「福岡市街頭防犯カメラ設置補助金制度ガイドブック」では、私有地や公的機関管理地への設置が推奨されています。公道への設置は可能ですが、以下の通り手続きが非常に複雑になります。
設置意向調査申請書の作成に向けた手順
- ①設置の意向を固める: 自治協議会、自治会・町内会等で意思決定を行う
- ②協力業者への相談: 見積作成や、台数・撮影範囲を決める図面作成の依頼
- ③設置場所の権利者からの許可: 私有地の場合、所有者の承諾を得る
- ④設置意向書の作成と提出: 予算立てや管理責任者の決定を行う
【注意】公道設置で必要となる主な許可申請
- 既存柱への設置: 道路占用・使用許可に加え、「強度計算書」の提出が必要。
- 九電・NTT柱への設置: 各社への設置承諾申請および電源供給許可申請が必要。
- 自立柱の立て込み: 道路占用・使用許可および自立柱の強度申請が必要。
以上の通り、補助金申請には多岐にわたる専門書類が必要です。特に公道設置はハードルが高いため、できるだけ私有地への設置をお勧めしますが、「どの場所が最適か」「図面をどう書けばいいか」でお悩みの際は、51年の実績を持つ弊社へお気軽にご相談ください。